令和2年8月末活動記録  実りの秋来る!

例年に比べ連日の雨模様で、肌寒い日の多かった梅雨が明けた直後から猛暑となり、多くの皆様も夏バテ気味であるかもしれません。一方で、農家の皆様には心配されていた作物の生育状況もおおむね安心できる水準になったかと思います。私も柏市正連寺の農家の生まれ。子供のころから、鎌と鍬を持って田植えに稲刈りにと家業を手伝ったものです。今ではすっかりトラクター、田植え機そしてコンバインなど省力化・機械化農業の時代です。そして近い将来、AIを利用した自動運転の時代がもう間もなくやってきます。8月末に早速、早稲の稲を収穫している農家の方を訪問し、農業の過去・現在・そして将来について、意見を交換して参りました。

日本人は太古の昔から自然と共に生きてきました。農業、とくにコメづくりは日本人の生活と切っても切れない関係にあります。現在でこそ、お金をだせばコンビニ等で簡単に食べ物が手に入る時代となりましたが、歴史的には飢饉や戦乱などで食料確保に大変な苦労をした時代が長く続いてきたことも事実です。食料を産み出す農業は、まさに命の基・国の基であります。国際化した今日では、日本のすばらしい農産物を海外に輸出する取組を自民党でも特に強化しております。私もアラブ首長国連邦や台湾などに直接赴いて「日の丸」農産物輸出のお手伝いをしてきました。

 他方で我々は「食料安全保障」という観点も決して無視することができません。今年初めから世界で猛威を振るった新型コロナの感染は、マスクの不足やアルコール消毒液の「入れ物」の不足など、コスト史上主義のグルーバルサプライチェーン一辺倒の現代型経済の盲点を突くかたちになりました。このような突発事態は、いつ何時我々の身に降りかかるかわかりません。とくに我々の生活に欠かせない農産物については、我々政治家は、あらゆる事態を想定した生産・物流の方策を講じて参ります。

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