国土交通委員会で質問「つくばエクスプレス8両化」について

(櫻田)次に、つくばエクスプレス8両化についてお伺いいたします。この路線については、前回質問をした2年前に比べても、路線沿線での住宅開発等が進んでいることから、年を追うごとに混雑度が増しております。会社も8両化に向けた駅の改修工事を開始しておりますが、工事が夜間に限られたり隧道(トンネル)区間が多く工事に制約があることから、工事に時間がかかっていると認識しております。

 特に地元などからも強い要請があることから工事をもう少し早くできないか?または混雑度が特に激しい秋葉原⇔八潮間について八潮駅の電留線(電車を一時停車して置くための施設)などを活用して、先行して8両化などをできないものであるか?特にこの区間については、現在でも朝夕のラッシュ時間帯で、一部の列車の区間運行を実施していることから、工事に時間がかかるのであれば、この混雑区間の混雑時間帯について先行して8両化列車を運行するこなどできないか?お伺いいたします。

(国土交通省鉄道局長答弁)

つくばエクスプレス8両化については、経営主体である首都圏新都市鉄道㈱が主体となって鋭意工事を進めている。ご指摘のように工事時間が終電から始発までの限られた時間であること、全区間がトンネルまたは高架区間であることから工事に制約が大きい。会社側は2030年代前半での完了を目指している。現在、駅の工事は秋葉原等6駅が完了し、今年度は北千住の工事が始まる。秋葉原と八潮駅での先行8両化については、車両基地での整備や点検などの設備の改修も必要となる。国交省としては引き続き事業者と連携して取り組む。