自民党千葉県連会長(8期目)に任命されました
【県連大会挨拶】
皆様、本日は、土曜日にも関わらず、県連大会にご参集賜り、まことにありがとうございます。県連会長の衆議院議員 櫻田義孝でございます。
まずは、わが党の政治と金、派閥の在り方について、県下党員の皆様に、多大なご迷惑とご心配を、お掛けしておりますこと、謹んでお詫び申し上げます。
現在、ほとんどの自民党の派閥が解散を決定し、今国会では、各党との合意をもとに、政治資金規制法の改正案も、成立いたしました。他方で、現在、自民党に対しては、国民からも、大変に、厳しい視線が注がれております。
我々、自民党千葉県連としても、ひたむきに、丁寧に、自民党と、政治に対する信頼を取り組むべく、努力をしてまいる所存であります。
県下党員の皆様におかれましては、ご協力を頂く場面が、多々あろうかと思いますが、何卒、ご支援を賜りますよう、県連会長として、謹んでお願い申しあげます。
さて、今年は、世界各国で、政治の動きが、活発化する年であります。1月には台湾総統選が行われ、中国から距離を置く「らい・せいとく」新総統が就任されました。
また、ロシアのプーチン大統領も再選し、今後も、長期の独裁体制を維持することが、確定しました。
そして、11月には米国大統領選挙が予定されており、このままの情勢では、バイデン大統領から、トランプ前大統領へ、再び、大統領が変わるのではないか?とも言われております。
わが党の岸田総裁も、G7をはじめ、世界の主要国へも、頻繁に、訪問し、国際的な協調対策の構築に、尽力をしておりますが、ロシアによる、ウクライナへの侵攻も3年目となり、戦闘は激しさを増しております。中東では、ガザ地区での紛争が、泥沼化し、住民への被害が、とどまるところをしりません。
また、日本を取りまく東アジアにおいては、中国・北朝鮮・ロシアなど、「力による現状変更」を、狙っている国々に、囲まれております。特に、中国などは、強大な軍事力を背景に、我が国に対しても、挑戦的な姿勢を取っております。
先月、私はゴールデンウイークを利用して、仲間の議員とともに尖閣諸島を訪問してきました。石垣島から、船で出発して6時間くらいかけて、尖閣諸島周辺に到着すると、中国海警備の巡視船が、我々の船に迫ってきました。
そんな中、中国の海警の巡視船から、つねに我々の船をガードして頂いたのは、日本の海上保安庁の巡視船でありました。私は海保の皆様を、とても頼もしく、また、ありがたく感じるとともに、沖縄県の厳しい状況に、大変な脅威を感じました。
こうした、厳しい現実があるからこそ、沖縄県の自民党員の皆様が、地道にがんばって、先日の沖縄県議選でも、自民党公認候補20人全員が当選する結果を、もたらしたのだと思います。
これからも、われわれ自民党に対しては、厳しい批判を、いただく場面が、多々あることでしょう。たしかに、我々自民党が反省し、襟を正す必要が大であることは、否定しようのない事実であります。
しかし、はたして今の野党に、複雑化する、安全保障・経済・外交など任せることが、できるのでしょうか? もし、野党に再び政権が交代したならば、日本の安全はどうなるのでしょうか?東日本大震災のような、自然災害が起きたら、果たしてどうなるでしょうか?
安倍総理は、アベノミクスで、前の政権の時から、失業率を4%から2%まで、半分にして、正規雇用を384万人増やしました。国際的な安全保障体制を強めるために、ご自身でも世界各国を訪問し、積極的な安全保障外交を、展開されました。
菅総理は、コロナで苦しむ国民のために、米国と直接交渉して国民にワクチンを届けました。そして、いまでも多くの方々が菅さんを頼りにされております。
こうした成果は、けっして安倍総理や、菅総理だけの手柄ではありません。全国都道府県の地方議員、党員の皆様が、しっかりと自民党を、盛り立てていただいた結果であります。国会議員も、総理大臣も、地元の党員の皆様、地方議員の皆様にお支えを頂いてこそ、大きな政治判断をすることが、できるのであります。
また、我々千葉県についても、経済規模でいえば、県内総生産は約21兆円程度あり、これは、世界の国々と比較すれば、千葉県だけで、ヨーロッパの中堅国と同じくらいの規模があります。
我々のふるさと、千葉県は、農業・商業・工業・観光業などバランスよく発達しており首都圏の通勤圏内としても人気が高く、経済の実力も高い、非常に潜在力がある県であります。
こうした、もともとのポテンシャルと合わせて、昨今ではインバウンド需要の拡大、円安にともなう、製造業の国内回帰、国内物流基盤の整備などの場面で、大きな可能性が指摘されております。
またコロナ禍の際に、必要物資が入ってこなかった反省もあり、県内の主要道路沿いには、物流や倉庫の建設が活発であり、またIT時代のインフラである「データセンター」など、先端ビジネスへの投資が活発に行われております。
他方で、高度経済成長期に建築した、インフラ老朽化への対応、いつおこるかわからない、災害に備えるための、防災減災対応など、まさに緊急で対応すべき課題も、山積しております。
たとえば、約5年前の2019年秋の大雨では、千葉県でも大雨による水害や土砂崩れなどで、大変な被害がでました。私の地元の柏市を流れる利根川など、あと少しで、堤防を越えるのではないか、と思われるくらいに増水をしました。
平成21年に、自民党・公明党が野党になったとき、群馬県の「やんばダム」の建設をストップしてしまいました。後日、何とか建設が再開されましたが、もしこの「やんばダム」が、5年間にギリギリのところで完成していなければ、利根川の堤防は、大きく決壊してしまったことでしょう。
今後、こうした台風や地震などの大規模災害が、いつ起こるかわかりません。私も、柏市議のころから、千葉県内の国道16号線のバイパス路線建設を主張しておりますが、いまでは公明党ともタッグを組んで国・県・市を巻き込んだ大きな計画となっております。
まさに、責任政党である自民党公明党の、コンビであればこそ、政策を、前に進めることができるという、すばらしい証左(しょうさ)でありましょう。
現在、自民党は、大きな批判にさらされておりますが、ここで自民党がしっかりしなければ、千葉県の発展も日本国の未来もないでしょう。
われわれ自民党には、国政・県政・市政の各段階において、それぞれが密接に連携し、さらに党員の皆様からの熱心なご支援・ご指導をいただくことができる土台があります。
この、自民党千葉県連の力を結集して、千葉県の為、日本国の為に共に歩みを進めていきましょう。
千葉県連所属党員の皆様に、おかれましては、苦しい状況ではございますが、何卒、引き続き自民党の党勢拡大をお願い申し上げますとともに、皆様のご健勝と、今後も変わらぬごご指導を賜りますことをご期待申し上げ、私からのご挨拶といたします。